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歴史漫画「ダンス・マカブル」を読んでみた感想

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人にはおすすめし辛い漫画である「ダンス・マカブル~西洋暗黒小史~」一巻、二巻を読んだのでネタバリ有りで感想を書きます

歴史漫画だからネタバレも何もないんですけどね

 

ちなみにダンスマカブルとは死の恐怖を前に人々が半狂乱になって踊り続けるという14世紀のフランス詩が起源の名前らしく、その名にピッタリな漫画になっています

ダンス・マカブル~西洋暗黒小史~ 感想

中世ヨーロッパで連綿と続き、とりわけ後期では異常なほど発達を遂げた拷問と残酷な処刑の数々。特権階級を持つ貴族たちの際限のない欲望から生み出されたものや、「魔女裁判」や「異端審問」など宗教家たちのエゴから生まれたものなど、多岐にわたるそれらの拷問具や処刑法が使用された様々なエピソードをオムニバスで綴る暗黒絵巻――。

どの国の歴史にも拷問はつきものだと思いますが欧州の拷問は飛びぬけて惨い

欧州の史実にあった死刑や拷問方法を描いた漫画です

本作品はオムニバス形式なのですが一つ一つの話が非常に胸糞悪く救いがありません

 

例えば異端審問の話で「異端」を改宗させるために「治療」としての拷問を聖職者達が行います

関節が外れるまで四肢を機械でひっぱる、女性器を破壊するなどの拷問を平然と行っていた歴史があるのは恐怖しか感じませんでした

そういった目を背けたくなるような負の歴史が描写されています

 

登場人物

ジャンヌ・ダルク

カリグラ

異端審問官

エルジェベート・バートリー

イエス・キリスト

 

一巻では上記の人物たちがメインキャラクターとして登場します

個人的に一巻で一番気に入った話は異端審問官の話

婦人への拷問を異端審問官が行うのですが一貫して「救済」のために行っている点

善意から来てるから性質が悪い

かなり痛々しく見ていて気が滅入りますが当時の狂いっぷりがわかります

ジャンヌ・ダルクの話でも無知がために権力者たちの利用され騙され魔女の烙印を押され処刑するまでの流れが短いながらも上手くまとまっていました

一巻は全体に胸糞悪くなるだけの話が多かったのに対して二巻は全三章の構成になったことでそれぞれの話が長くなっています

そのためキャラクター達が一巻よりも感情が掘り下げられ処刑人アンリ・サンソンの話は胸に来るものがありました

悪く言えばフィクション色がさらに強くなった気もします

 

実際の史実はわからないこともあるので作者の主観や脚色も入っているとは思いますが全体的に良くまとまっていて面白いです

 

まとめ

歴史上の人物の末路や拷問器具、歴史背景を簡単に知るには良い漫画です

その時代背景、人々の感情がきちんと表れているので引き込まれました

絵が汚いなどの意見もありますが個人的には気になりませんでしたね

以下のアニメイトブックストアで無料立ち読みが出来るので絵が気になる人は読んでみるといいと思います!

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拷問シーンなども気分はよくないですが特別グロいというわけでもなく雰囲気はベルセルクに近いです

全二巻なので読みやすいし娯楽作品としてではなく西洋史に興味がある方は入門感覚で読んだら面白いと思いますよ!

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